飲食店営業許可の申請手続きの流れ|開業までにやることを時系列で解説
はじめに|飲食店営業許可は「順番」を意識すると整理しやすくなります
飲食店を開業する際に必要となる「飲食店営業許可」。
名前はよく聞くものの
- 何から始めればいいのか
- どのタイミングで何を確認すればいいのか
が分からず、全体像がつかみにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
実際の開業準備では物件探し・内装工事・許可申請が並行して進むことも少なくありません。
この記事では一般的な流れを時系列で整理しながら「どの段階で何を意識しておくと安心か」を解説します。
STEP1|営業内容・業態を整理する(営業時間・提供内容・酒類の有無など)
最初に行うのはどのような飲食店を営業したいのかを整理することです。
例えば
- 営業時間は何時から何時までか
- 深夜0時以降も営業する予定があるか
- 主に提供するのは食事か、酒類か
- 接待行為を伴う営業かどうか
こうした内容によって必要となる許可・届出の種類が変わることがあります。
この段階では「すべてを完璧に決める」必要はありませんが、大まかな方向性を言葉にできる状態にしておくことが大切です。
STEP2|業態を前提に物件を探す・候補を絞る(用途地域・立地・広さなど)
STEP1で整理した業態を前提に物件探しを進めていきます。
不動産会社では
- 飲食店として利用可能か
- 業種制限や用途地域の問題がないか
といった点についてある程度の確認が行われるのが一般的です。
ただし
- 深夜営業を予定している
- バー・スナック形態を想定している
といった場合は後の手続きに影響するポイントが含まれることもあるため、「何をしたいか」を前提に候補を絞っていくことが重要です。
STEP3|施設基準を確認しながら内装・厨房設備の計画を固める
(図面ベースで保健所基準をチェックしながら調整)
物件がある程度固まったら内装や厨房設備の計画に進みます。
飲食店営業許可には、手洗設備・シンクの数・区画の考え方など施設に関する基準が定められています。
多くの場合
- 工務店
- 設備業者
の方が基準を踏まえた図面を作成しますが、保健所の運用や個別の判断によって微調整が必要になるケースもあります。
この段階では
- 図面を見ながら
- 施設基準を一つずつ確認し
- 必要に応じて計画を調整する
という進め方が現実的です。
STEP4|保健所へ事前相談(必要に応じて)
(図面を持参して最終確認)
施設基準に不安がある場合や判断に迷う点がある場合には保健所への事前相談を行うことがあります。
事前相談では
- 図面を持参し
- 設備や区画の考え方について
- 問題がないかを確認
するといった形で進めます。
すべてのケースで必須というわけではありませんが、後から修正が難しくなる前に確認しておくことで無駄な工事や手戻りを防げることもあります。
STEP5|飲食店営業許可の申請(書類提出)
施設や設備の見通しが立ったら必要書類を整えて申請を行います。
飲食店営業許可の申請では
- 申請書
- 図面
- 各種添付書類
などを提出します。
書類を提出できる状態まで進めることが、一つの区切りと考えてよいでしょう。
STEP6|施設検査(立入検査)を受ける
申請後、保健所職員による施設検査(立入検査)が行われます。
ここでは
- 図面どおりに設備が設置されているか
- 施設基準を満たしているか
といった点が確認されます。
大きな問題がなければ、この検査を経て許可へと進みます。
STEP7|飲食店営業許可の取得・営業開始
施設検査をクリアすると、飲食店営業許可が交付されます。
許可取得後、いよいよ営業開始となります。
まとめ|流れを知っておくことで、開業準備は整理しやすくなります
飲食店の開業準備はやることが多く、同時進行になる場面も少なくありません。
ただ
- どの段階で
- 何を意識しておくとよいか
をあらかじめ知っておくだけでも、無理のない進め方がしやすくなります。
「今どの段階にいるのか」
「次に何を確認すべきか」
そんな整理の一助としてこの記事が参考になれば幸いです。
星野行政書士事務所では、飲食店営業許可の申請だけでなく
- 物件選びの段階での確認
- 内装・設備に関する整理
- 深夜営業・風営法関連手続き
まで含めてサポートしています。
何から始めればいいか分からない」そんな段階でもお気軽にご相談ください。



