古物商許可は個人と法人どちらで取るべき?

違いと選び方を分かりやすく解説


はじめに

古物商許可を取得しようとすると、
次のような疑問を持つ方が多くいらっしゃいます。

  • 個人で取るのと法人で取るのは何が違う?
  • これから法人化する予定がある場合はどうすればいい?
  • どちらで申請するのが有利?

この記事では、
個人申請と法人申請の違いを整理し、
どちらを選ぶべきかの考え方を分かりやすく解説します。


古物商許可は「申請者単位」で取得する

まず重要なポイントとして、
古物商許可は 人(または法人)ごと に取得します。

  • 個人 → 個人名義で許可
  • 法人 → 法人名義で許可

👉 個人で取った許可を法人で使うことはできません。


個人で古物商許可を取る場合

特徴

  • 申請者:個人
  • 名義:本人名
  • 営業所:自宅や事務所

メリット

  • 手続きが比較的シンプル
  • 提出書類が少ない
  • 費用を抑えやすい

👉 副業・個人事業として始める方に向いています。


注意点

  • 許可は本人に紐づく
  • 法人化すると使えなくなる
  • 事業拡大時に再申請が必要

法人で古物商許可を取る場合

特徴

  • 申請者:法人
  • 名義:法人名
  • 対象:法人および役員全員

メリット

  • 会社として営業できる
  • 将来的な事業拡大に対応しやすい
  • 信用面で有利な場合もある

注意点

  • 役員全員の書類が必要
  • 欠格事由は役員全員が対象
  • 書類が多く、準備に時間がかかる

👉 設立直後の法人では、
「書類の集め忘れ」が起きやすい点に注意が必要です。


個人と法人の違いを比較

項目個人法人
申請名義個人名法人名
書類量少ない多い
対象者本人のみ役員全員
将来の法人化再申請が必要不要
手続き難易度比較的簡単やや複雑

どちらを選ぶべき?判断のポイント

① 今すぐ法人化する予定があるか

  • 近いうちに法人化予定 → 最初から法人申請
  • 当面は個人で活動 → 個人申請

② 副業・小規模から始めたいか

  • 副業・試験的に始めたい → 個人申請
  • 本業・事業として展開 → 法人申請

③ 役員構成は問題ないか

法人の場合、
役員全員が欠格事由に該当しないか確認が必要です。

👉 ここでつまずくケースも少なくありません。


よくある質問

Q. 個人で取ってから法人に切り替えられる?

👉 可能ですが、再申請が必要です。

個人許可を法人に「引き継ぐ」ことはできません。


Q. 法人名義でも代表者が実務を行う?

👉 はい。
ただし、許可の主体は法人です。


迷ったら「将来像」で考える

今だけでなく、

  • 1年後
  • 3年後
  • 5年後

どのように事業を続けたいかを考えると、
選択しやすくなります。


まとめ

  • 古物商許可は個人・法人で別物
  • 個人は手軽、法人は将来性
  • 法人申請は役員全員が対象
  • 将来の事業計画を踏まえて選ぶことが重要

古物商許可の申請で迷っている方へ

「個人と法人、どちらで申請すべきか分からない」
「将来法人化する予定がある」

このようなお悩みは、
申請前に整理しておくことが大切です。

星野行政書士事務所では、
お話を伺ったうえで
最適な申請方法をご提案しています。

初回相談のみでも問題ありませんので、
お気軽にご相談ください。